まろにしも の好奇心メモ

私にとって知的好奇心はエネルギーの源です。読書や考えたことなどでこれは面白い!と思ったことを備忘的に書いていこうと思います!

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

21世紀はベイズの時代

21世紀の幕開けとなる2001年、マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏は「21世紀のマイクロソフトの基本戦略はベイズテクノロジーにある」と明言した。 ベイズ統計は、18世紀後半のスコットランドの長老派教会の牧師、トーマス・ベイズ氏が考案。 200年も前の一人…

天才に生まれなくて良かった。

『天才の栄光と挫折』(文藝春秋:藤原正彦)の中で、フェルマーの最終定理を解いたアンドリュー・ワイズが取り上げられていた。フェルマーの最終定理とは、3 以上の自然数 n について、 となる自然数の組 (x, y, z) は存在しない アンドリュー・ワイルズnが…

「ゲームの理論」むっちゃ面白い!

ゲームの理論と言えばまず出てくるのが「囚人のジレンマ」 銀行強盗をしたあと、自分と共犯者が逮捕。別々の独房に入れられているとする。 以下のAかBのいずれかを選ばなくてはならない。 A)共犯者どうして「協力する」(黙秘と続ける) B)「相方を裏…

独学のコツ ~いかにして時間制約を克服するか~

何を思ったのか、私は45歳のときに経済学を学ぶために大学院に入学した。 仕事をしながらということもあり、どうやって勉強時間&研究時間を捻出するか? 幸いにも、大学院の授業は土曜日にも受けることが出来たので、理論的には、社会人が仕事をしながら、…

数学的思考とは何か

数学的思考とは何か? どうしたら数学的思考を身に付けることが出来るのか? そんなことを考えながら『天才の栄光と挫折』(文春文庫:藤原正彦)を読んだ。 この本は、下記の際立った天才数学者たちの列伝である。 アイザック・ニュートン、関孝和、エヴァ…

学ぶことの報酬

「人生の最大の報酬は知的活動によって得られる」 これは、キュリー夫人(マリー・キュリー 1867 – 1934)の言葉である。 そりゃ、彼女が言うと、説得力ありますよね。 だって、放射能の研究で、彼女はノーベル賞を二度も受賞しているのだから。(ノーベル化…

勝負の鬼のメンタリティ

勝負ごとにおいて、勝敗を決めるのは何なのでしょうか? 実力や努力、その日のコンディション?それに運。 勝負強い人っていますよね。ずっと勝ち続けることが出来る人。 無敗ではないかも知れないけれど、ここぞというところでは、キッチリ結果を出せる人。…

計量経済学って面白い!因果関係を検証するツール

40歳を超えてから、経済学を学ぶために某国立大学の大学院に入学しました。 そして、計量経済学と出会いました。 計量経済学とは、データとデータとの間にある因果関係を読み解くための学問であり、実証分析系の論文を書くためには、これを用いることが必須…

アインシュタインの脳

頭の良さは遺伝か環境かという議論は昔からありますね。 結論は、両方ともらしいです。 つまり、遺伝子と環境が相互に影響し合っているということです。 (この頭の良さって何?というところは、これまた興味深い議論ですが、 ここでは置いておきます) 「頭…

『大地』(パール・バック)の読んで、ふと思ったこと

『大地』という本に出合ったのは高校生のときでした。 この本を読むきっかけとなったのは、私が高校生のときの地理の先生の一言。 「この本は素晴らしい本です。読むと人生が変わりますよ!」 と。 あんまりパっとしない先生だったのだが、この本を紹介する…