まろにしも の好奇心メモ

私にとって知的好奇心はエネルギーの源です。読書や考えたことなどでこれは面白い!と思ったことを備忘的に書いていこうと思います!

ドキュメント72時間(銀座おつまみラプソディー)

ドキュメント72時間 NHKの『ドキュメント72時間』は好きな番組で、時々観る。 72時間の定点観測。定点と言うとおり、原則として場所は固定。 特定の場所が舞台となり、そこに来る人達にカメラを向け、話を聞く。 深く聞き込む訳ではないけど、その人の人…

重力を感じる生活(Life With Gravity)

無重力状態 仕事柄、私の生活の中で「座っている時間」は極めて長い。 一日に〇時間以上座り続ける生活は健康寿命が短くするリスクがある、という話を良く聞く。 健康のためもあるけれど、仕事の能率という観点から、1時間に1回くらいは立ち上がるように意…

趣味は通勤?

ザ・通勤 私の趣味は何だろうか? 読書は好きだけど、趣味と言えるだろうか? 普通に楽しいけど、そればっかり一日中するぐらいに夢中になっている訳ではない。 習慣の一部のようなもの。 ハッキリと趣味と言えるようなものがないのは我ながら何か物足りない…

バッファリンからの卒業

ザ・偏頭痛 ちょっとしたことで、よく頭が痛くなる。 例えば、大事な会議の前とかでストレスが溜まったとき、休憩せずに長時間ぶっ続けでパソコンに向かって仕事をしたとき、寒暖差が激しいとき、花粉の季節のときなど。 放置していると、偏頭痛はエスカレー…

積み立てNISAの活用方法についてアレコレ悩んでみた

積み立てNISA 積み立てNISA(積立型の少額投資非課税制度)について、ふと興味を持った。 会社で企業型確定拠出年金を積み立てているのだが、毎月の積立額は「すずめの涙」ほどであっても、長期間に渡り運用していると(運用しているという意識は全くないが…

マッチング理論と善きサマリア人ドナー

腎臓移植にマッチング理論を適用 『マーケットデザイン』(酒井豊貴氏、ちくま文庫)が面白い。 この本の中では、組み合わせを専門的に扱う学問分野である『マッチング理論』について分かり易く解説されている。実に面白い。 例えば、腎臓病の患者とドナーの…

遺伝子の神秘

遺伝子 『遺伝子』(シッダールタ・ムカジー)を読んでいる。 遺伝子レベルで見ても、種の存続の戦略として「多様性」がいかに重要であるかが分かる。 多様性があるから、いかなる環境変化があったときにも、種を存続させる確率を高めることが出来る。 極端…

ダーウィンの進化論と優生学と格差問題

ダーウィンの進化論 『遺伝子』(著者:シッダールタ・ムカジー)を読んでいる。 チャールズ・ダーウィンによると、「変異体」が数種類生まれると、環境に不利なものは絶滅し、環境に有利な変異体のみが生き残る。そして種を存続させていく。 環境変化が起こ…

食事と情報の腹八分

腹八分 腹八分を心掛けている。 腹八分というと、”もう少し食べたいのにそこを我慢する”というイメージがあるが、そんなことはない。 それが習慣になると、あまり「我慢している」という気持ちはない。 それどころか、身体が軽くなるし(ダイエット効果もあ…

21世紀はベイズの時代

21世紀の幕開けとなる2001年、マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏は「21世紀のマイクロソフトの基本戦略はベイズテクノロジーにある」と明言した。 ベイズ統計は、18世紀後半のスコットランドの長老派教会の牧師、トーマス・ベイズ氏が考案。 200年も前の一人…

天才に生まれなくて良かった。

『天才の栄光と挫折』(文藝春秋:藤原正彦)の中で、フェルマーの最終定理を解いたアンドリュー・ワイズが取り上げられていた。フェルマーの最終定理とは、3 以上の自然数 n について、 となる自然数の組 (x, y, z) は存在しない アンドリュー・ワイルズnが…

「ゲームの理論」むっちゃ面白い!

ゲームの理論と言えばまず出てくるのが「囚人のジレンマ」 銀行強盗をしたあと、自分と共犯者が逮捕。別々の独房に入れられているとする。 以下のAかBのいずれかを選ばなくてはならない。 A)共犯者どうして「協力する」(黙秘と続ける) B)「相方を裏…

独学のコツ ~いかにして時間制約を克服するか~

何を思ったのか、私は45歳のときに経済学を学ぶために大学院に入学した。 仕事をしながらということもあり、どうやって勉強時間&研究時間を捻出するか? 幸いにも、大学院の授業は土曜日にも受けることが出来たので、理論的には、社会人が仕事をしながら、…

数学的思考とは何か

数学的思考とは何か? どうしたら数学的思考を身に付けることが出来るのか? そんなことを考えながら『天才の栄光と挫折』(文春文庫:藤原正彦)を読んだ。 この本は、下記の際立った天才数学者たちの列伝である。 アイザック・ニュートン、関孝和、エヴァ…

学ぶことの報酬

「人生の最大の報酬は知的活動によって得られる」 これは、キュリー夫人(マリー・キュリー 1867 – 1934)の言葉である。 そりゃ、彼女が言うと、説得力ありますよね。 だって、放射能の研究で、彼女はノーベル賞を二度も受賞しているのだから。(ノーベル化…

勝負の鬼のメンタリティ

勝負ごとにおいて、勝敗を決めるのは何なのでしょうか? 実力や努力、その日のコンディション?それに運。 勝負強い人っていますよね。ずっと勝ち続けることが出来る人。 無敗ではないかも知れないけれど、ここぞというところでは、キッチリ結果を出せる人。…

計量経済学って面白い!因果関係を検証するツール

40歳を超えてから、経済学を学ぶために某国立大学の大学院に入学しました。 そして、計量経済学と出会いました。 計量経済学とは、データとデータとの間にある因果関係を読み解くための学問であり、実証分析系の論文を書くためには、これを用いることが必須…

アインシュタインの脳

頭の良さは遺伝か環境かという議論は昔からありますね。 結論は、両方ともらしいです。 つまり、遺伝子と環境が相互に影響し合っているということです。 (この頭の良さって何?というところは、これまた興味深い議論ですが、 ここでは置いておきます) 「頭…

『大地』(パール・バック)の読んで、ふと思ったこと

『大地』という本に出合ったのは高校生のときでした。 この本を読むきっかけとなったのは、私が高校生のときの地理の先生の一言。 「この本は素晴らしい本です。読むと人生が変わりますよ!」 と。 あんまりパっとしない先生だったのだが、この本を紹介する…